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2005年8月 1日 (月)

柔らかな頬 上・下 桐野 夏生 (著)



娘と両親、夫婦、娘と母、男と女。
うらびれた海辺の町に育った主人公、カスミ。
この物語はカスミとカスミを取り巻く人物の数奇な人間の運命を描いた物語である。

全てを棄て、女である事を選んだカスミ。
その選択が不幸で、そして取り返しがつかないこの事件の始まりであった。

幼女が忽然と消えるという事件を題材にした本書は、
しかしその事件だけを追うミステリーではなかった。
むしろカスミを中心とした人間の救いようの無い真理に
容赦の無い問いを浴びせかけ、主人公たちを追い込んでゆく・・・
その細密な表現が読み手までをも深い森の中へ誘い込む。

その真実の結末に彼らは救われたのか・・・
最初から救いなど求めてはいなかったのかもしれない。

心をえぐる一冊。女性におすすめ。

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桐野夏生の直木賞受賞作である「柔らかな頬」を読んだ。 [続きを読む]

受信: 2005年8月 3日 (水) 09時05分

» 桐野夏生「柔らかな頬」 [piyo_piyo Blog]
直木賞受賞作。 愛人に招かれて、家族でいった北海道の別荘で、娘が失踪してしまった主人公・カスミ。彼女の生き方や、生と死を見つけた心の葛藤を描いた作品。ミステリーという範疇にはくくりたくないように思います。 なぜかというと……と、ラストをいってしまうとネ... [続きを読む]

受信: 2005年8月 3日 (水) 09時07分

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文庫になったのでまた読みました。 [続きを読む]

受信: 2005年8月 3日 (水) 09時57分

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佐藤賢一「双頭の鷲」を読んでいますが、時間の関係でなかなか進まず、ようやく半分です。 英仏百年戦争が舞台で、よく調査が行き届いていますから日本人が書いたとは思えないくらいの表現力です。旧勢力である封建領主たちの戦いから中央集権の絶対君主登場の時代で貴族型形式主義と武闘派実力主義の抗争が実に興味つきない大ロマンとして描かれています。主人公はちょうど三国志演義の劉備、関羽、張飛に孔明を加えさらに森の石松をプラスしたような破天荒な戦の天才でハチャメチャに痛快な大活劇が繰り広げられるます。 作...... [続きを読む]

受信: 2005年8月 3日 (水) 12時53分

» 柔らかな頬 / 桐野夏生 [活字中毒]
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受信: 2005年8月 4日 (木) 00時35分

» 柔らかな頬 桐野夏生 ★★★★☆ [本と私と月のあとさき]
2児の娘のいるカスミは、自分の故郷から逃げるように東京へ飛び出してきた。 しかし、故郷である北海道に不倫相手の石山が別荘を買うという。 それは二人だけの時間をより確実に確保するため。 仕事上でも関係のあった二人は両家の家族を連れて北海道の別荘へ行く。 そこで一度は「子供を捨ててもいい」と思ってしまったカスミ。 その言葉に呼応したようにカスミの長女が神隠しのように忽然と消えてしまう。 カスミは長女探しにやっきになるが、他の人々はだんだんと過去のものと考え、カスミから離れてゆく・・・。 ... [続きを読む]

受信: 2005年10月 8日 (土) 13時59分

» 「柔らかな頬」桐野夏生 [法務だけど理系女子の綴るblog]
文庫化されていて、今が旬(?)のこの本を読んでみました。 桐野夏生の本を読むのは... [続きを読む]

受信: 2005年12月 5日 (月) 09時41分

» (書評)柔らかな頬 [たこの感想文]
著者:桐野夏生 北海道の寒村から家出をしたカスミは、皮肉にも北海道の別荘地で娘を [続きを読む]

受信: 2006年6月12日 (月) 22時49分

コメント

ふふふ これ少し前に読みました。
心をえぐられかけましたね、確かに・・・
何て言うのかな~色にたとえると
うすい桃色にグレーが混ざったみたいな
レモン色もちょっぴり混ざってるかな
味で言うと甘そうだけどなめてみたら
すっぱいような辛いような
そんな印象の小説でした。


投稿: ちえす | 2005年8月 1日 (月) 19時49分

ちえすさん
またまたコメントありがとうございました。

投稿: oka | 2005年8月 2日 (火) 01時51分

TBありがとうございました。
桐野夏生は女性の自立をかなり過激に描いていますが、おそらく「柔らかな頬」がそのスタートだろうと思います。その後「OUT]「ダーク」「グロテスク」と殺人、暴力、セックスを通じてこのテーマを追ってきましたが、最近熟年女性の自立を描いた「魂萌え」がとてもすばらしい作品です。

投稿: よっちゃん | 2005年8月 3日 (水) 12時48分

よっちゃんさん、コメントありがとうございます。
桐野夏生を今回読んでみて、この人の繊細で大胆なな感情表現に感心しました。
またいくつか読んでみたいと思います。
また遊びに行かせていただきます。

投稿: oka | 2005年8月 3日 (水) 14時13分

TBありがとうございます。
桐野さんの作品は、読み終わったあとにどっぷりと
心が重たくなるようなそんな印象があります。
きっと、まさに心をえぐられて疲労しているんじゃないかと。
「アイムソーリー、ママ」はもっとすごかったですよ。
桐野さんがお気に召したなら、ぜひ読んでみてください。

投稿: みわ | 2005年8月 4日 (木) 00時38分

みわさん、始めまして。
でもラストは新しい再生への始まりのような気がして、私的には救われました。
>「アイムソーリー、ママ」はもっとすごかったですよ。
是非読んでみたいと思います。
また!

投稿: oka | 2005年8月 4日 (木) 04時39分

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